今年最も成功している仮想通貨(市場占有率比)

今年最も成功している仮想通貨(市場占有率比)

ビットコインは仮想通貨市場の基軸通貨であり、また仮想通貨市場のINDEXとしての役割を果たしている。また、ファットマネー(不換紙幣とか法定通貨という意味)と仮想通貨市場のゲートウェーとしての役割をはたしている代表的な仮想通貨である。

このビットコインに対して、他の仮想通貨がどのくらいの規模かを表したのが下のグラフだ。

オーバーラップ・データ



スタック・データ





昨年末からの推移は以下のようになっている。

2016年12月31日

BTC 87.32%
ETH 3.94%
LTC 1.2%
XRP 1.32%
DASH 0.44%
XEM 0.19%
XMR 1.04%
NEO 0.04%
その他4.50%

昨年末時点では圧倒的にビットコインで、仮想通貨市場の占有率で87.32%を占めていた。

逆にビットコインの占有率が最も低かったのが2017年6月20日時点である。

2017年6月20日

BTC 37.68%
ETH 29.78%
LTC 2.17%
XRP 11.01%
DASH 1.24%
XEM 1.56%
XMR 0.63%
IOTA 0.99%
NEO 0.42%
その他14.52%

本日時点でのデーターは以下。

2017年9月19日

BTC 48.16%
ETH 19.82%
BTH 5.69%
LTC 2.09%
XRP 5.21%
DASH 1.79%
XEM 1.59%
XMR 1.08%
IOTA 1.19%
NEO 0.74%
その他12.64%

この推移を見ていくと、2017年の現時点でビットコインから市場占有率を奪うことに成功したのはイーサリアムであろう。6月20日のイーサリアムの対円価格は40532円、対BTC価格は0.138で本年高値付近での記録になっている。

イーサリアムが市場占有率を奪うことに成功した大きな理由は、ICOでの発行需要を獲得したからであろう。

最も、市場占有率を奪ったからとはいえ、時価総額が下がっていては1通貨あたりの単価は下がることになる。中国市場での規制報道後、仮想通貨全体の市場が大きく下げたが、それでも底割れしていないのは、仮想通貨の将来への期待が持続しているからであり、仮想通貨→フィアットマネーへの資本の流出が起こっていないからである。

機会があれば時価総額比のデータも比較してみたい。








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